国務院報道弁公室は8月19日午前10時、「第14次五カ年計画(2021~2025年)の質の高い達成」をテーマとする記者会見を開催し、同計画期間におけるスポーツ強国建設の成果を発表しました。

中国のスポーツ産業は、同計画期間中に著しい成長を遂げ、2023年には総規模が3兆6700億元(約75兆円)に達し、年平均成長率は10.3%、付加価値は1兆4900億元(約30兆600億円)となりました。

また、今年上半期(1~6月)のスポーツ用品貿易総額は155億ドル(約2兆2900億円)を突破しました。

競技イベント運営やフィットネス産業を中心としたスポーツサービス業が急成長し、スポーツ産業全体の付加価値に占める割合は2020年の68.7%から2023年には72.7%に上昇しました。スポーツ分野における国家級「専精特新」企業(専門性、精巧性、特徴性、新規性の四つの優れた特徴を持つ中小企業)は2024年末時点で146社に達し、2022年に比べ2倍以上増加しました。

ウインタースポーツ産業の成長は特に顕著で、市場規模は2020年の3811億元(7兆8300億円)から2024年には9700億元(19兆9300億円)へと急拡大し、年平均成長率は26.3%で、「コールド資源」と呼ばれたウインタースポーツ資源が「ホット経済」へと転換しています。また、全国40のスポーツ消費モデル都市では、2020年から2023年にかけて住民のスポーツ関連消費総額が1000億元(約2兆500億円)以上増加し、スポーツ消費の潜在力が継続的に拡大しています。

またスポーツ産業のGDPに占める割合は2023年に1.15%に達し、経済の柱となる産業としての地位を確立しつつあります。(提供/CRI)

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