香港メディアの香港01は19日、「香港人注意!観光客が日本の地下鉄で批判される2大行為」との記事を掲載した。
記事は、「日本人は観光客に対して礼儀正しいというイメージが広く浸透しているが、先日、台湾のお天気キャスター・王軍凱(ワン・ジュンカイ)氏がSNSに投稿した内容では、日本人の意外な一面が見られる」とした。
その上で、王氏が日本の地下鉄で目撃したという2つの出来事を紹介。1つは、混雑した車内で、ドア付近にいたスーツケースを持った外国人観光客が、降りようとする女性客に無理やり車外に押し出されたこと。王氏は自身も過去に日本の車内で「肘鉄」を受けたことを明かし、「台湾なら『すみません』と声を掛ける程度で、相手を押し出すことはない」と述べた。
もう1つは、スーツケースを持って乗っていた家族連れの外国人観光客の母親がうっかり若者にぶつかったところ、その若者が相手を蹴り返したというもの。王氏は「日本人の礼儀は『相手に迷惑をかけない』という前提の上に成り立っており、自分の領域が侵害されたと感じると、日本人も決して遠慮しない」とつづった。
記事は、この投稿には大きな反響があり、あるユーザーは「最近は日本人の礼儀正しさが以前ほどではなくなっている」と指摘し、またあるユーザーは「京都で日本人男性に強くぶつかられ、謝罪もなく立ち去られた」と述べたと紹介。このほか「日本での排外的な感情の高まりがこのような行為を助長している」と分析する声もあったとした。
一方で、「他国ではこの程度では済まない場合もある」「わがままな行動で現地の人に迷惑をかけないように」と注意を促す声もあったと言及。「日本への旅行中に現地の人に注意されないためには、電車に乗る際に以下のような日本人が嫌う行動を避けることが重要だ」とし、マーケティングテクノロジー株式会社が過去に行った「電車やホームでの迷惑行為」の調査結果で、日本人が最も嫌う行為は上から順に「(車内で)化粧をすること」「リュックサックを前に抱えないこと」「食事をすること」 だったことを伝えている。(翻訳・編集/北田)