2025年8月21日、北京日報は、在オランダ中国大使館がオランダに滞在する中国人に対して興味本位から麻薬に手を染めないよう呼びかけたことを報じた。
記事は、在オランダ中国大使館がこのほど、オランダを訪れた一部の中国人旅行者が現地の「コーヒーショップ」で「スペースケーキ」や「マジックマッシュルーム」などのソフトドラッグを使用し、精神錯乱や行動の制御不能に陥る事案が発生したとして、オランダに滞在する中国人に対し厳重な注意喚起を行ったと伝えた。
そして同大使館が注意喚起の中で、オランダはソフトドラッグに対し「寛容政策」をとっているものの、それでも法律による厳格な管理下にあると指摘したことを紹介。同国では外国人観光客に対するソフトドラッグの販売を禁止しているほか、規定量を超える所持や個人間での取引、個人での大麻などの栽培、オランダで購入したソフトドラッグの国外持ち出しなどは違法行為に当たるとし、「命を大切にし、法律を厳守し、好奇心や安易な気持ちで一線を踏み越えないように」と国民に呼びかけたと伝えている。
この件について、中国のネットユーザーからは、「こんな奴らが帰ってきたら、薬物使用者として処理すべきだ」「帰国したらすぐに強制的な薬物離脱治療に送れ」など、オランダでソフトドラッグを使用した中国人に対して帰国後の処置を求める声が多く寄せられた。また、「帰ってきても、また吸うだろうな。もうやめられないよ」「なんとかして国内に少し持ち帰る方法を考えるんだろうな」など、常習性に関するコメントも見られた。
一方で「橘、淮南に生ずれば則ち橘と為り、淮北に生ずれば則ちからたちとなる」という中国の格言を引用して、オランダの環境が人を薬物に手を出させたとの見方をするユーザーも。このほか「ChatGPTやDeepseekで『大麻vsたばこ 害の比較』って聞いてみろ」としてたばこのほうが害が大きいと主張する者も見られたが、これには「お前は絶対に(大麻を)吸ったことがあるな」というツッコミが付いていた。(編集・翻訳/川尻)