中国南部の深セン市福田港(通関地)でこのほど、ある旅客が絶滅危惧種の生きたヘビ数匹を隠し持って入国しようとしたところ、税関職員により摘発されました。この女性旅行者の上半身の下着の中から、綿の靴下に包まれた4匹のボールニシキヘビが押収されました。

このヘビは主に中央アフリカと西アフリカの熱帯雨林に分布し、生息数は年々減少しており、すでに絶滅の危機にひんしています。

税関総署の責任者は8月25日、過去5年間、税関は警察など関連部門と共同で密輸犯罪を厳しく取り締まっていると述べ、絶滅危惧種の野生動植物の密輸を重点的に取り締まる行動を通じて、絶滅危惧種の野生動植物製品479トンを押収したと説明しました。

税関総署の孫梅君署長によると、瀾滄江・メコン川協力メカニズム下の税関法執行国際協力行動である「メコン・ドラゴン(湄龍)作戦」は、薬物と絶滅危惧種野生動植物の密輸を重点的に取り締まり、すでに5期連続で実施し、参加国(地域)はすでに20カ国以上に拡大しており、各種薬物と有毒化学品前駆物質60トン以上、絶滅危惧種野生動植物製品479トンを押収したとのことです。

また過去5年間、税関は入国した動物の疫病1万1000種の検出、密輸冷凍品110万トン余りの押収、違法入国生物製品約5000ロットを摘発し、すべて法に基づき返送または廃棄処分しました。このほか、エキゾチックアニマル6万4000匹余りを押収し、検疫対象有害生物27万8000ロットを摘発しました。(提供/CRI)

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