台湾メディアの自由体育は26日、米MLBナショナル・リーグでホームラン王争いを繰り広げている大谷翔平(ドジャース)とカイル・シュワーバー(フィリーズ)について、米国人記者からはシュワーバー有利との声が相次いだと報じた。

記事は、大谷とシュワーバーが現在、共に45本を放ちホームラン王争いで並んでいることに言及した上で、米メディア「ESPN」の記者の見立てを紹介した。

同メディアのジェシー・ロジャース記者とバスター・オルニー記者は共にシュワーバーが優勢だとしている。ロジャース記者はシュワーバーが56本でホームラン王のタイトルを取ると予想し、その理由について「例年9月の成績が非常に良く、長打率は.521と6月に次ぐ数字を残している。大谷も9月は好成績を残すが、シュワーバーは左投手に強いことがポイントになる」との見方を示した。

一方、オルニー記者はシュワーバーが59本でホームラン王を獲得すると予想し、「シュワーバーは右投手に対してOPS.946、左投手に対してもOPS.943と今シーズンここまで絶好調で、後半戦に入っても火力全開。直近45試合でホームランを20本放っている(大谷は16本)」と指摘した。

記事は、「間もなく迎える勝負の9月。大谷とシュワーバーの昨年9月のホームラン数は共に10本。ナ・リーグMVP争いでは大谷がやや優勢とみられているものの、ホームラン王争いでは互角。もしシュワーバーが獲得すれば2022年以来2度目、大谷が獲得すれば3年連続となる」と伝えている。(翻訳・編集/北田)

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