香港メディアの香港01の26日の報道によると、香港MTR(地下鉄)車内で日本人観光客が倒れる出来事があった。
現場に居合わせた香港人女性によると、列車が九龍塘駅辺りを走行中に、車内に4人いた日本人観光客のうちの1人が倒れた。
事態に気付いた周囲の乗客はすぐに緊急ボタンを押して車掌に連絡。また、低血糖だと知った別の乗客らは甘い食べ物を持っていないかかばんを探し、ファンタ1本とアメ1袋を差し出したという。
さらに、日本語を話せる40~50歳の香港人男性が日本人観光客らを落ち着かせ、必要な情報を聞き取り、「次の駅で係員が待機しています」と伝えたそうだ。女性はこの光景を「香港人は本当に愛がある」と振り返った。
この出来事に、ネットユーザーからは「みんな冷静に助けていて、心が温まった」「香港人は本当に責任感が強い」「日本にしょっちゅう行く香港人は日本語を勉強していて、実際にこうして役に立つこともあるんだ」「愛にあふれる香港人にリスペクトを」といった声が上がった。
また、あるユーザーは「大阪の街で道を聞いたら、相手の男性がこちらが香港人であることを知り、自分は以前香港で働いたことがあるんだと言って、10分ほどの距離を歩いてホテルまで案内してくれた。東京を旅行した時も道が分からなかったり地下鉄の乗り方が分からなかったりしたが、礼儀正しく聞いたらみんな親切に助けてくれた」と自身の体験をコメントしている。(翻訳・編集/北田)