中国でこの夏、多くの観光客にとって、文化観光や避暑のための水上観光が人気の選択肢となっています。

中国のオンライン旅行プラットフォームが発表したデータによると、今年の夏はプラットフォームに掲載された「観光クルーズ」商品の数が前年の同時期より20%近く増え、予約量も全体で45%増加しました。

ビッグデータ研究院の関係筋によると、観光遊覧船の予約では、中国中部湖北省宜昌市の三峡ダムから葛洲壩(壩はダムの意味)までの長江上の西陵峡東区間路線がトップで、検索人気は10倍に増加しました。南西部広西チワン族自治区の桂林漓江景勝地も人気があり、チケットの予約が2倍近くに増えました。このほか、広西チワン族自治区の北海の潿洲(ウェイジョウ)島、東部浙江省の杭州西湖、中国南西部雲南省の大理洱(じ)海などの観光地の遊覧船旅行が人気上位にランクインしました。

夏休みに入り、上海黄浦江の観光人気も引き続き高まり、1日の観光客数は最大で延べ3万1000人に達しました。長江デルタの重要な輸送ルートとして、現在、黄浦江には1日平均1400隻を超える貨物船が航行しており、現地の複数の機関が連携して、すべての船舶が安全に運航できるようにしています。

夏休みの輸送ラッシュ期間中の旺盛な市場需要、特に文化博物館ブーム、文化観光ブームの持続的な高まりに対して、交通運輸部では各地に36本のプレミアム航路を重点的に設定し、水路輸送を両岸の風光や人々の暮らしと結び付ける懸け橋とするよう指導し、観光消費の拡大をけん引しています。(提供/CRI)

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