中国のSNS・小紅書(RED)に8月31日、日本旅行の感想をつづった文章が投稿された。
投稿者の男性は「日本旅行で感じたいくつかのこと」と題し、まず「清潔さ」に言及。
次に「礼儀正しさ」を挙げ、「公共の場では日本人は声を小さくして話す。地下鉄、公園、観光地も静かで、秩序が保たれている。横断歩道では車が早めに止まって、笑顔で先に渡るよう促してくれることもある。
続いて「高齢化」を挙げ、「タクシー運転手や飲食店の店員、観光地のスタッフには60~70代の高齢者も多い。彼らは身だしなみが整っていて、活力にあふれ、(中国)国内の一部の若者よりも精力的に仕事をしているように見えた。日本の平均寿命が高い背景には、健康長寿であるという要因がある」と分析。さらに「食べ物」について、「日本の水道水はそのまま飲める。果物や野菜は新鮮でおいしい。多くの飲食店はテーブルが数えるほどしかなく、予約が必要な場合も多い。長い待ち時間が見込まれる場合は、入店を丁重に断られることもある。特筆すべきは、日本人は食後も卓上をきれいにしていくという点である。
そして最後に「交通」について、「日本の鉄道は便利で、ほとんどの町に駅が存在する。タクシーは清潔で、運転手は礼儀正しい。日本の家庭は通常2~3台の自家用車を所有し、その多くはトヨタや日産、稀にBMWやベンツも見かける。中国製自動車はほとんど見られない」とし、「古い車であっても手入れが行き届き、輝きを保ち、古びた印象を与えない。車両は一般的に車幅が狭いが、これは道路の狭さに起因するとともに、日本人の『見えを張らず、快適さを重視する』という生活理念にも関係している」と論じた。
男性はまとめとして、「日本の観光地は自然環境と調和する形で設計されており、近代的な設備は歴史ある建築物の背後に隠される形で設置されており、文化的な雰囲気に没入できる。日本人は他人に迷惑をかけないことを信条としており、ごみ箱が少ないため人々は自分のごみは自分で持ち帰る。公衆トイレも清潔に保たれ、使用時には後に使う人への配慮がなされる」とし、「(人間の)幸福の源は2点に集約される。1点は、人と自然との調和。もう1点は、人と人との調和である」と結んだ。(翻訳・編集/北田)