2025年9月5日、韓国メディア・韓国経済は「世界的な抹茶人気で日本は抹茶輸出が爆発的に増えたが、韓国の緑茶産業はこの数年間、足踏み状態で、各種規制のせいでグローバル競争に後れを取っている」と伝えた。
記事によると、韓国の今年の抹茶輸出学は8月現在100万ドル(約1億4800万円)にとどまる。
グランドビューリサーチによると、世界の抹茶市場規模は23年の約43億ドルから年平均7.9%ずつ増加し、30年には74億3000万ドルに達する見通し。
記事は、日本では「茶の栽培農家が自ら高い基準を設け、競い合いながら成長し、長い時間をかけてブランドイメージを築いた」「茶の効能を積極的に広報するなどマーケティングにも積極的に取り組んできた」と評価している。
一方、韓国の緑茶市場については「規制と保護の中に閉じ込められている」と指摘している。茶は通常、傾斜地で栽培されるが、韓国はその傾斜まで規制で厳しく決められている。そのため茶農家は大型化が難しく、ほとんどが零細だという。抹茶を生産するための遮光施設に投資する余裕もない。
また、日本では事前に届け出れば緑茶の健康上の効能を宣伝することも可能だが、韓国の場合は法律上、不可能だ。
韓国は日本の緑茶から韓国の緑茶産業を保護する目的で513%の高関税を課している。日本の緑茶輸入関税は17%だという。韓国の緑茶は関税によって短期的には守られたが、結果的には「過保護の状態の中で産業発展を邪魔された」形だと、記事は指摘している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「そもそも抹茶は韓国の伝統茶ではないし、韓国のは抹茶じゃなくて粉末緑茶でしょ。茶の消費量自体、日本とは比べものにならないほどの違いがある」「韓国の抹茶なんて誰が買う?。世界で『MATCHA』と呼ばれてるんだよ。偽物と見られてないだけでも感謝しないと」「それで、関税を下げて規制緩和したら韓国の緑茶産業は一気に競争力を失ってみんな崩壊しちゃうんじゃなの?。どうしろって言うんだよ(笑)」「韓国は緑茶強国じゃないし、それぞれ得意分野で頑張ればいいんじゃない?」など、記事に対して冷ややかなコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)