中国のSNS・小紅書(RED)に「伊豆の食堂でとても優しいおばさんとおじさんに出会った」との投稿があった。
投稿者の女性は「宿の近くの食堂に入って注文をして、支払い方法を聞いたら(本来は事前に聞くべきでした)、店のおばさんが現金のみと教えてくれた。
女性は食事を終えると、かばんを店に置いて近くのコンビニに現金を下ろしに行った。ところが、ATMを操作している時に「感じの良くない人」がいたため、気分が落ち込んだ。店に戻ると何かを察した店のおじさんが「Are you OK?」と尋ねてくれ、女性は手で「OK」のサインを作って見せたが、目に涙が浮かんだ。おばさんがティッシュを渡してくれると、蛇口をひねったように涙が止まらなくなり、翻訳アプリで「さっき現金を下ろす時に機械の使い方がうまくいかずに嘲笑された」と伝えた。
すると、おばさんは背中をさすって慰めてくれ、「大丈夫?」と気遣い、缶コーラをくれた。店を後にする際、おばさんは中国語で「謝謝、再見」と言って見送ってくれた。女性は「涙が止まらなかった。つらい時に誰かに慰められる気持ちは、特に海外にいるとよく分かる」とし、「あの嫌な出来事を除けば、今回の一人旅行で出会ったのはみんな温かく優しい人たちだった。
女性は食堂で食べた定食と、もらった缶コーラ、翻訳アプリでのやり取りの写真などをアップしている。
ネットユーザーからは「良かったね」「心温まる」「私も伊豆で優しい現地の人に出会った。本当に親切だった」「機械の使い方が分からないくらいで笑ってくるなんてひどい。私なら普通に教えてあげる」「非友好的な人のことは気にしなくていいよ」「店名教えて。来月行く。おなかが空いてなくてもいろいろ注文して試してみる」「私も今度行くから、近くなら寄ってみようと思う」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)