中国のSNS・小紅書(RED)に7日、「ますます日本人が嫌いになってきた」との投稿があり、反響を呼んだ。
東京在住だという投稿者は二つの出来事を例に挙げた。
投稿者は「日本人なら優先席に座っても制止されないということなのだろう。日本人のルールは外国人をターゲットにしたものなのか。ちょっと意地悪すぎる気がする」と述べた。
もう一つは、地下鉄の駅構内をスーツケースを引いて小走りで移動していた時に、中高年の男性がすれ違いざまに(スーツケースを引く音が)「うるさい」と文句を言うのが聞こえたこと。その瞬間、投稿者は気を取られて転んでしまい、両膝にあざができた。かなりの痛みで、しばらく立ち上がることができなかったという。
投稿者は「普段電車に乗っている時、人混みがどれだけ騒がしくても、日本人の小声の文句は必ず耳に入る。心の中で言うなら私は聞こえないからどうでもいいけど、大きくも小さくもなくちょうど聞こえるくらいの声量で言うから、特に耳障りに感じる。こういうことは何度もあり、陰でブツブツ文句を言う腹黒く陰湿な行動はとても不快。不満なら堂々と言えばいいのに」とつづった。
また、「日本人は忍耐強いんじゃなかったのか。どうして時々、忍耐力がゴマ粒より小さくなるのか。特に公共の場ではそうだ。みんなが一緒に使う空間で(お互い様なのに)どうして自分が主人みたいな顔をするのか。私はスーツケースを引いて10歩も走っていなかった。床だってつるつるなのに、どれだけ『うるさい』っていうの?」と主張。「転んで地面に倒れた時も、誰ひとり『大丈夫?』って声をかけてくれる人はいなかった。日本人は確かに余計なことに首を突っ込むのを嫌うけど、もし中国だったら必ず誰かしら親切に声をかけてくれる(もちろん、日本人にも親切な人はいるけど)」と続けた。
投稿者はこのほかにも、他人に故意にぶつかる「ぶつかり族」に何度も遭遇したことがあるとし、そのたびに相手をののしろうと思うものの、日本語のののしり言葉がすぐに出て来ずに相手が人ごみに消えてしまうと悔しがった。
そして、「帰宅途中の夕日がとても美しくて、空は紫とピンクに染まって、ほんの一瞬、脚の痛みを忘れられた。でも、電車に乗ってやっぱり心の中はスッキリせず、ふと泣きたい気持ちになった」と回想。「これらの小さな出来事は、雷雨のように激しいものではないけど、少しずつ私の日本への好感を消していった。
中国のネットユーザーからは「同感」「日本人は本当に陰湿」「日本で一番受け付けないのはこういうまったく人情味のない社会の雰囲気」「東京の人は特に冷たい。もう行きたくないと思うほど」「(バスの)優先は専用と違うのにね」「私は堂々と優先席に座る。なぜならモラルが低いから(笑)」「私は他人の目を気にしたことはないし、空気も読まない」「島国はそんなところさ。『危険』に対しては敏感なんだ」といった声が上がった。
また、「リュックを背負っていて、リュックのベルトがうっかり当たっちゃっただけでその人ににらまれた(ショック)」「ここ数日、日本旅行に行ってきた。優先席に座っていたけど、子どもを連れていたおかげか特に何も言われなかった。でもうちの子がやんちゃで大きい声を出したりするから、現地の人にののしられないか冷や冷やしていた。結果はまあまあ。何か言われることはあったけど聞き取れなかった」「ある時、友達と大阪の店で食事をしていたら、隣の席の日本人のおばさんたちが私たちが日本人じゃないことに気付いてこそこそ話をし始めた。だから、私たちはすぐに日本語で『反撃』してやった」との声も。
さらに、「彼ら(日本人)は小さい時から大人のまねをしてる。
このほか、「どっちも小さいことだよ。気にし過ぎない方がいい」「良い日本人も悪い日本人もいるさ」と慰める声も見られた。(翻訳・編集/北田)