国連世界観光機関が9月9日に発表した最新の「ツーリズム・バロメーター」によると、今年上半期、世界の国際観光客数は前年同期比で5%増加したとのことです。

スペインの首都マドリードに本部を置く国連世界観光機関が発表した統計によると、今年上半期、世界の出国旅行者数は前年同期に比べて約3300万人増え、延べ6億9000万人に上ったことが分かりました。

アジア太平洋地域全体の伸び率は11%で、スペインの伸び率も上位にあります。

国連世界観光機関のズラブ・ポロリカシュビリ事務局長は、「グローバルな課題に直面する中、国際観光業は強靭性を示している。今年上半期は多くの観光地で観光客数や収入が増加し、地域経済や雇用創出、国民生活の改善に貢献している」と述べました。

報告書はまた、2024年の国際観光客数データを修正し、2019年の水準をやや上回ったことを確認しました。これにより、国際観光はすでに去年の段階で回復していたことが示されました。

同機関はさらに、経済や地政学的な不確実性が依然として残るものの、今年通年の国際観光客数は3~5%の増加が見込まれ、世界的な観光需要は引き続き堅調に推移すると予測しています。(提供/CRI)

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