2025年9月15日、韓国メディア・ソウル経済は「外国人観光客の多くが韓国旅行をコスパがいいと評価していることが分かった」と伝えた。

COSMOJIN R&Dセンターが先月29~31日に韓国を訪れた外国人観光客112人を対象にアンケート調査を行った結果、韓国観光は価格が「合理的だ」と答えた人は回答者の69.1%に達した。

このうち36.4%は「コスパが非常にいい」と答えたという、

満足度が高い要因としては、安価で効率的な公共交通機関、豊富なストリートフード、チップ文化がないことなどが挙げられている。地下鉄・バスの料金、24時間楽しめる屋台のグルメなどが肯定的に評価された。

一方、不愉快な経験をした人も多かった。旅行中、戸惑った瞬間を尋ねる質問では、「空港から明洞(ミョンドン)までタクシーを利用し(一般的には6万ウォンほどなのに20万ウォン(約2万1000円)支払った」というぼったくり被害や、交通系ICカードを購入し現金でチャージしなければならない煩わしさなどが指摘された。

また、「困った経験」は、「飲食店に英語で書かれたメニューがなく、注文するのに苦労した」「空港内の交通機関案内が行き届いていない」など言葉の壁の問題が多く挙がったという。そのほか、ごみ箱がない、高齢者や障害者など弱者層のための便宜施設が整っていないなども指摘されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「いまだにそんなタクシーがいるのか」「酔っ払いの韓国人もぼったくりに遭う。言葉の通じない外国人なんていいカモだ。旅行に来ていきなりぼったくりに遭うなんて、どんなに気分が悪いことか」「ぼったくりで私服を肥やして国に恥をかかせるような連中は免許を取り消すとか罰金を取るとかして、業界から締め出すくらいしないと」など、厳しい声が寄せられている。

一方で、「韓国人も外国に行けば言葉が通じなくて苦労する。そのくらいは甘受すべきだろ」「旅行先の基本的な言葉を勉強してから来るとか、アプリを使うとかすればいい。英語で押し通して、通じないと文句を言われても」というコメントも見られた。

(翻訳・編集/麻江)

編集部おすすめ