中国国家移民管理局の最新発表によると、2025年1月から8月にかけて、中国の通関所で出入境した人は延べ4億6000万人で、うち外国人は前年同期比27.8%増の延べ5126万8000人でした。ビザなしで中国に入った外国人は前年同期比52.1%増の延べ1589万人で、外国人全体の62.1%を占めました。
中国北西部にある西安市では、「無形文化遺産鑑賞、古代遺跡観光、漢服(漢民族の伝統衣装)着用」を結合した没入型文化体験が外国人観光客に人気です。夜になると、多くの外国人観光客が漢服を着て、観光名所の大唐不夜城を散策し、唐代の華やかな様子を満喫できるほか、無形文化遺産にも登録されている西安独特のさまざまな美食を味わうこともできます。
中国各地では入境サービスシステムがさらに整備されつつあることで、入境の利便性が高まっています。具体的には多言語サービスや国際決済の利便化、バリアフリーなどです。中国中部の江西省にある廬山観光区では、移民事務サービスセンターが新たに設立され、外国人観光客に政策相談、観光案内、携帯電話の使用などのワンストップサービスを提供しています。スタッフが手伝うことで、外国人観光客は数分で宿泊登録を完了することができます。
中国東部の浙江省杭州市文化放送観光局国際交流プロモーション処の陳斌処長は間もなく迎える国慶節と中秋節観光シーズンについて、「中秋節の月見、中医薬(中国伝統医学)の養生体験など、新たな商品の新たな楽しみ方をしっかり打ち出して、海外からの観光客の参加を促します」と述べました。(提供/CRI)