中国の高速鉄道の充電口(コンセント)をめぐるトラブルが話題になっている。中国メディアの密度財経が5日に報じた。

記事は、最近SNS上で話題になった投稿として、「高速鉄道に乗って(前の座席の裏側下部に設置してある充電口で)スマートフォンを充電しようとしたところ、前の座席の乗客から『この充電口は自分のものだ』と言われた。高速鉄道の充電口の使用権は一体どの座席の人にあるのか?」との内容を取り上げた。

これについて、中国の鉄道サービス「12306」の担当者は「列車内の充電口は座席の真下に設置されているものもあれば、座席の裏側に設置されているものもある。どちらの座席のものと明確に定められているわけではなく、通常、誰でも使用できる」とし、「もし車内でトラブルが発生した場合は乗務員に相談してほしい。話し合いで解決できない場合は、乗務員が必要な乗客に割り当てる」と説明した。

中国のネットユーザーからは「普通は近くの人が使うものだけど、誰のものなんて話にはならない」「これは公共のものだ。誰もが使えるもの」「『自分専用だ』と言うヤツは悪。反論は受け付けない」「話し合えばいいだろう。30分も充電できれば十分なんだから」「順番に使えばいいだけ。こんなことで言い争いになるなんて、わがままなだけ」「つまるところ、素養のない人間はやはりいるということだ」といった声が上がった。

また、「私が出掛ける時はモバイルバッテリーを持っていく。充電口があれば充電するけど、なくても困らない」など、モバイルバッテリーを必ず携帯するという声も多く見られたほか、「電源タップを持っていけばみんなで使えるよ」との解決策を提示するユーザーもいた。

(翻訳・編集/北田)

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