中国南部の広西チワン族自治区南寧市では10月8日、伏林ナトリウムイオン電池蓄電所の第2期拡張高度化工程分が本格稼働しました。同施設は中国初の大容量ナトリウムイオン電池蓄電所の拡張高度化分です。

同事業は中国の国家重点研究開発計画「100メガワット時級ナトリウムイオン電池蓄電技術事業」プロジェクトに基づくもので、グリーン電力の効率的な利用に向けてナトリウムイオン電池技術による新たな推進力が追加されることになりました。

拡張後の電力施設は最大で年間600回の充放電が可能で、新たに約3000万キロワット時分の風力および太陽光発電による電力量の吸収および放出が可能になりました。これは標準炭の消費量を9000トン削減し、二酸化炭素排出量を1万3500トン削減することに相当します。また、この電力量は約2万世帯の1年間の電力需要に相当します。(提供/CRI)

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