南米チリで開催中のサッカーのU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント初戦で日本がフランスに敗れたことに、中国のネットユーザーが反応を示している。

グループステージA組を3戦全勝の首位で突破した日本は、8日のトーナメント1回戦でE組3位のフランスと対戦。

終始押し気味に試合を進めたが、延長戦の120分にPKを決められて0-1で敗れた。

中国のスポーツブロガー・敖銘(アオ・ミン)氏は「日本の敗退は少し気の毒だ。試合全体を通してフランスを圧倒し、23本ものシュートを放ちながら、クロスバー2回、ポスト2回を直撃し、それでも得点できなかった。延長戦ではディフェンダーの不運なハンドでPKを献上し、フランスが決勝点を決めた」とした。

そして、「日本は1999年に同大会準優勝、2003年にもベスト8入りを果たした。しかしその後は一度もベスト8に進出できていない。今回のチームは目標が高く、優勝も視野に入れていたが、決定力が不足していたと言わざるを得ない」と評した。このほか、「もちろん、われわれ中国はすでに20年間、(U-20W杯の)本大会出場すら果たせていない」と自国にも言及した。

中国のネットユーザーからは「これは確かにちょっとかわいそう」「内容では勝っていたけど勝負には負けたな」「審判がすこぶるひどかった」「審判もだいぶフランス寄りだったな。日本へのファウルをいくつも取らなかったし、(26分に神田奏真が倒された場面で)PKも取らなかった」「最後の(日本の)ハンドはプレミアリーグなら(反則を)取られなかっただろう」といった声が上がった。

一方で、「日本はトーナメントに弱いというのは、決して偶然ではない」「日本はハイレベルな試合になるといつも局面を打開する力が欠ける。これは彼らの文化と関係があるのだろうか」「日本は毎大会、チームとしては強いけど個人がそれほどでもない。

もちろん、世界トップと比較してという意味であってアジアの中でという意味ではないけど」「技術を崇拝するのはいいけど、すべての希望を技術に託すと、フィジカルなどその他の部分で足をすくわれる」といった意見も出ている。(翻訳・編集/北田)

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