重慶市南川区合渓鎮で最近、二次浸出型石膏鐘乳洞が発見された。洞内の石膏の結晶は規模が大きく、形態も多様で、中国では非常に珍しい鍾乳洞となっている。
鍾乳洞内にはさまざまな見た目や形態をした景観が延々と続いている。中でも特に注目を集めているのが、その形態がひと際変わっている石膏の結晶群だ。鍾乳洞内には原生の石膏の結晶が約3キロにわたって広がっているとみられており、その構造はいずれも整っており、形状は美しく、ほぼすべての石膏の形態をカバーしている。


同鍾乳洞ではすでに、比較的完全さを保っている動物の頭蓋骨や、その他の部分の骨のかけらなどが発見されている。中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の研究者・黄万波(ホアン・ワンボー)氏が現場で鑑定した結果、パンダの骨であることが判明した。今後、専門家が頭蓋骨のDNA鑑定を行い、いつの時代のパンダの骨かや、遺伝子などについて最終的な結論が出されることになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
