台湾メディアのCTWANTは18日、日本で今年、クマに襲われて死亡した人が7人に達して2006年以降の最多を更新したことを取り上げた。
記事は、日本メディアの報道を引用する形で、札幌市西区ではクマの出没が増えていて、この1週間で5頭のクマが駆除される事態となっているとし、北海道猟友会札幌支部ヒグマ防除隊の玉木康雄隊長によると、昨年はエサとなるドングリが豊作だったのに対し、今年は山にほとんどない異例の事態でクマの冬眠に影響が出る恐れがあることや、たくさん生まれた子グマを連れた母グマが冬を越すために山から出てきていることなどを紹介した。
また、岩手大学農学部の山内貴義准教授によると、今年のクマは人慣れし、人を恐れないだけでなく、かなり凶暴化していて、昔は冬に冬眠するので大丈夫と言われてきたが、今は12月になったからといって安心できないとも伝えた。(翻訳・編集/柳川)