上海で10月19日に開幕した2025北外灘国際海運フォーラムにおいて、上海港は複数の国際港と協力してグリーン海運回廊の構築を推進し、海運業の「政府+国際組織+市場主体」の多元的な協力モデルを革新的に構築していくと発表しました。

このフォーラムでは、重要協力成果30項目が発表され、うち約3分の1はグリーン海運回廊の構築に関する内容です。

上海港はロサンゼルス港/ロングビーチ港、ハンブルク港と共同でグリーン海運回廊を構築したのに続き、バルセロナ港およびアントワープ・ブルージュ港とデジタルグリーン・ローロー船海運回廊を共同構築しました。さらに、メルボルン港とグリーン海運回廊共同イニシアチブを発表しました。

グリーン海運回廊の構築は、当初国際海事機関(IMO)が推進しました。世界各国で多くの港湾を実地調査した上海海事大学国際交流処の阮巍処長は、上海港に構築されるのは「回廊中の回廊」であると強調し、航路のグリーンな未来を巡り計画を立てるために、両国の海運会社、エネルギー企業、荷主を含むサービス機関が一堂に会していると述べました。

阮教授によると、グリーン海運回廊の構築は海運産業チェーン全体の高度化を促進し、海運管理、船舶技術、エネルギー供給、代替燃料生産、貿易分野などの発展を促進しているとのことです。ただし、低炭素排出削減に関する一連の基準と認証制度は未整備で、各種条約の策定には引き続き異なる組織と検討していかなければなりません。グリーン海運回廊の構築は、国際条約の世界規模での履行に向け、先行試験を実施するプラットフォームを提供することになります。(提供/CRI)

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