中国で絶賛上映中の宇宙映画「窓の外は青い星」の中国本土での累計興行収入が10月20日、5000万元(約10億6000万円)を突破しました。観客動員数は延べ130万人以上です。
この作品では、2021年10月に打ち上げられた中国の有人宇宙船の「神舟13号」の宇宙飛行士が、中国の宇宙ステーションに滞在中に手持ちカメラで撮影した地球の壮観と宇宙での生活の実写が、独特な没入感と心に響く共感をもたらしたことで、瞬く間に今年の映画界での大きな話題の作品になりました。

中国で行われた映画観客の満足度調査では、同作品の観客満足度は2018年以降のドキュメンタリー映画として第1位で、作品としての観賞性(見ごたえ)と拡散も第1位となり、今年になって最大の話題作品になりました。
同作品は海外でも大きな反響を得ています。これまでに米国、英国、ロシア、フランス、ドイツなど35以上の国と地域で上映会や特別イベントが行われたほか、「国際宇宙会議」や「第11回グリオン人権対話」などの国際会議の場でも披露されて、中国の宇宙技術の成果を世界に示しました。
さらに重要なことは、同作品は宇宙飛行士が自ら記録した実際の宇宙生活の場面と女性宇宙飛行士である王亜平氏の優しいナレーションによって、世界各地の観客に共通する感情を揺さぶっていることです。(提供/CRI)