中国のSNS・小紅書(RED)に今年の国慶節(建国記念日。10月1日からの連休)に日本を初めて訪れた女性の投稿があった。

投稿者の湖南省出身の女性は「初めて日本に行った。日本に対する全体的な感想」と題し、日本旅行で感じことを列記。「人がとても礼儀正しい。(店員が)自分から会釈をするなど、サービスへの意識が強い」「大通りも小道も、都市も田舎も、どこもとても清潔。街にはごみ箱も、清掃員も見当たらない。こんなにきれいな環境なら誰も汚そうと思わない」「細かい部分まで行き届いてる。アパレル店で試着する時、メイクが服に付かないようにフェイスカバーが渡された」「喫煙は決まった場所でしかできない。街なかで副流煙を吸わされることがない」などを挙げた。

また、「日本の交通網は蜘蛛の巣のように張り巡らされている。地下鉄移動はとても便利だけど、混乱しやすい。タクシーはとても高いけど車内は清潔でまったく異臭がしない」「日本では安心して物を食べられる。でも緑の葉野菜が少なくて、果物は値段が高い」「ホテルは中国と比べると狭い。

欧米人もたくさんいたけど、彼らの大きい体はこんなに狭い部屋に入り切るのかと思った」といった点にも言及した。

さらに、「日本の服飾品はみんなすごくきれいでデザインが独特でとても凝っている。ショッピングモール巡りが楽しい」「日本の木造建築には深い衝撃を受けた。日本は古い建造物の保護がしっかりしている。奈良の東大寺は典型的で、(中国の)南禅寺や佛光寺と比べるとその差は歴然。特に山西省の佛光寺と比較すると、建築年代はほぼ同じだけど日本の方がはるかにきれいに維持されている」「日本の庭園は静かで雅やかで、こんな環境で午後のひとときを過ごすと心が癒される。特に永観堂、無鄰庵、常寂光院が気に入っている」「東京、京都、奈良、滋賀を訪れたけど、旅行全体を通してやはり京都が一番好き」とつづっている。

中国のネットユーザーからは「たばこの煙が流れてこない点は、しっかりと称賛したい」「地下鉄のところ以外はすべて賛同。地下鉄はグーグルマップで検索すればそれほど難しくないよ」「私が好きなのは3点。静か、清潔、秩序」「日本はトイレが臭くないし、誰も痰を吐かないし、地面にごみは落ちているけどほとんどの場所は清潔だし、公共の場所でスマホから音を出す人もいないし」「お店のレジの人や電車の運転士さん、券売機の係員さんたちの態度は本当に素晴らしいと思う」といった声が上がった。

また、「2019年に関西に行った。人はみんな礼儀正しくて、列への割り込みもない。

本当に満足だった。20年に東京に行こうとしていたけどコロナで行けなくなって、今年の国慶節にやっと行けた。何もかもが良かった」「国の恨みを除けば、日本は一番好きな場所。もう十数回は行ってる。清潔で静かで人同士の距離感もいい。実店舗が多く開いていて、かわいい物がたくさんある」「日本が好き」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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