江蘇省地質調査研究院の発表によりますと、同院の探査チームは4年間にわたり溧水(りつすい)盆地のストロンチウム鉱床調査に取り組み、新たに大型ストロンチウム鉱床1カ所を発見しました。鉱物資源埋蔵量アセスメントの結果、この硫酸ストロンチウムを主成分とする天青石(セレスタイト)の推定埋蔵量は54万5550トン、うちストロンチウム含有量は26万5400トン、平均品位は48.65%に達することが確認されました。
ストロンチウムは重要なレアメタルとして、特殊セラミック材料や磁性合金製造などさまざまな分野で広く応用されており、国家の工業発展と技術進歩に重要な役割を担っています。
溧水盆地北東部は江蘇省における重要なストロンチウム鉱資源の集積地であり、これまでに大中型のストロンチウム鉱床4カ所が発見されています。また、探査チームは作業区域内で新たに数カ所の未発掘銅鉱床、鉛・亜鉛鉱床、硫化鉄鉱体を発見し、今回明らかになった鉱床形成の法則を踏まえ、ストロンチウム・銅・鉛・亜鉛の多金属総合探鉱に向けた新たなアプローチを提案しています。(提供/CRI)