第138回中国輸出入商品交易会(広州交易会、略称:広交会)が南部広東省の広州市で開催されています。10月19日午後5時時点で、来場した海外のバイヤーはすでに15万7000人を超え、市内の小売業は消費需要が高まっています。
海外旅行者に対する全国初の出国時免税制度の実施都市として、広州市には目下免税店が約800店舗あり、市内11の区をカバーしています。多くの海外バイヤーが広交会の合間に市内の主要な商業エリアを訪れ、買い物を楽しんでいます。広州市天河路ショッピングエリアでは、多くのショッピングモールにある化粧品やデジタル製品などのコーナーで外国人客が商品を購入する姿が目立ちました。
広州市のあるショッピングモールの責任者によると、広交会が15日に開幕して以来、モールを訪れる外国人客数は30%増加し、先週の出国時税金還付業務は前年同期比で5倍以上伸びたことが分かりました。外国人客に人気の商品は、主にハイテクデジタル製品、高級時計、ファッションアイテムなどで、免税優遇と連動して「高品質製品+優待価格」という二重の魅力があり、デジタル製品の販売割合が約41%に達したとのことです。
広州税関の統計によると、10月以降、広州白雲空港を経由して出入国した旅客数は前年同期比13%増の96万人を超え、商品免税業務の急増をもたらしました。広州税関が10月1~20日に審査した免税申請書類は同約7.5倍の3500件、金額は同1.2倍の2700万元(約5億7500万円)を超えました。(提供/CRI)