香港メディアの香港01は22日、中国人観光客が日本でトラブルに見舞われるケースが相次いでいると伝える記事を掲載した。
同記事はまず、中国のSNSに先日投稿された内容を紹介。
また、まだ食事の途中だったにもかかわらず店長がやってきて何も言わずに料理を下げてしまい、会計時にも不遜な態度を取られたことから、我慢の限界に達した女性が「こんなにおいしい料理なのに、食べかけで下げられるなんて本当に残念」と嫌味を言うと、店長は一瞬ぽかんとした表情を見せた後、「もう一度お作りしましょうか?」と言ってきたという。
店側の真意は不明だが、女性らは相当な不快感を覚えたようだ。女性らがグーグルマップの口コミで同店に対する低評価を書き込んだところ、後日その投稿は削除されていたとのこと。
記事は、この件について中国のネットユーザーから店に対する批判の声が多数上がったと説明。また、日本のネット上では「その店は以前から評判が悪かった」「服装の問題ではなく、中国人だったから接客態度が悪かったんだろう」との声がある一方、「中国人はいつも自分が差別されたと思いたがる」と皮肉めいた声も寄せられたことを紹介した。
その上で、このほかにも7月に大阪を訪れた中国人観光客が地下鉄車内で突然、日本人女性から膝の上に座られ、差別的な言葉を投げ掛けられたとの投稿が話題になったことにも言及しつつ、「とはいえ、実際のところ多くの日本人は礼儀正しく親切だ。しかし、やはり中には根っこに優越感を持ち、中国人を見ると態度を冷たく変える人間もいる。日本の多くの場所はおもてなし精神が行き届いていてサービスの質も高い。それだけに、こうした一部の行為が全体の印象を下げるのは残念だ」と論じた。
そして、日本を訪れる観光客に向けて、トラブルに遭遇した場合の対処法として「証拠を残すこと(スマホで撮影するなど)」「正当な手段で権利を守ること(必要なら法的手段も)」「怖がる必要はないが衝突は避けること(異国の地では安全第一)」の3点を挙げたほか、店に対しては中国人でも欧米人でも平等に接するべきとの考えを示した。











