中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は10月22日、基本ソフト(OS)の鴻蒙(ホンモン、ハーモニー)」の次世代版である「ハーモニー6」を正式発表し、同時に第1陣として90機種余りに向けてのパブリックベータ版を順次開放すると説明しました。ハーモニー6は流暢度、知能化、デバイス間連携で全面的な進化を遂げており、よりシームレスでより便利な使用体験がもたらされるとのことです。
ハーモニー6は接続体験の面で、ハーモニー星河インターコネクト・アーキテクチャーにより、携帯電話とパソコンの「ワンタッチ転送」によるファイルや映像コンテンツの共有をサポートし、ライブウィンドウとコードスキャンなどの体験を最適化するなど、デバイス間の連携能力が大いに向上しました。
また、ハーモニー6はスマート体験を重点的に向上させており、例えば音声アシスタントの「小芸(シャオイー)」は16種類の方言に対応し、深層研究(ディープリサーチ)、ワンフレーズ画像修正、視覚障害補助などの能力も備えています。基本機能のアプリケーションにも人工知能(AI)機能が深く融合されており、日常利用での効率が一段と向上しました。
プライバシーとセキュリティについては、星盾(スターシールド)セキュリティアーキテクチャーをさらに強化し、OSの中核部分からアプリケーション連携環境に至るまでの全体を網羅する防御を実現しました。
システム能力の向上に伴い、ハーモニーのエコシステムも急成長の段階に入りました。ハーモニー5を搭載した設備数は現在までに2300万台を超え、ウィーチャットやアリペイ、ティックトック、タオバオなどの主要アプリとの深層適応が完了し、航空便利旅行をサポートする航旅縦横や地図アプリの高徳地図(Amap)、さらに多くの人気ゲームもハーモニーOSならではの機能を相次いで打ち出しており、より豊かなクロスデバイス体験を共に創出することにつながります。(提供/CRI)