国家鉄路集団によると、今年1~9月の中国鉄道貨物輸送量は前年同期比3.4%増の計30億3000万トンでした。物流サービスの改善と高度化は社会全体の物流コストの削減にもつながります。
1~9月、中国で重点物資の輸送が着実に確保されました。鉄道で輸送された石炭は15億5300万トンに上りました。うち発電用石炭は10億5600万トンで、鉄道による直送の発電所では十分な在庫が維持されました。また、製錬用物資の輸送量は同9.4%増、穀物は同10.8%増でした。
また、鉄道物流サービスの質が向上しています。中国の都市間鉄道は、地域ごとに設置された鉄道局が管区内の輸送を担当するシステムで、第3四半期(7~9月)に新ダイヤ導入後、複数の鉄道局管区に乗り入れる貨物列車の運行路線が前年同期比17.1%増の453本に達し、輸送時間の効率がさらに高まりました。1~9月には鉄道と水運を連携したコンテナ輸送量は同16.9%増の計1277.8万TEUと、物流の全過程にわたるサービスがさらに改善されました。
国際貨物輸送も堅調に推移しています。1~9月に中国と欧州を結ぶ定期貨物列車「中欧班列」は累計1万4500本が運行され、中国とアジアを結ぶ「中亜班列」は前年同期比22.8%増の1万800本が運行されました。さらに、中国・ラオス鉄道の越境貨物輸送量は同10.4%増の413万トンに達し、国際経済貿易の交流促進に大きく寄与しました。(提供/CRI)











