中国船舶集団(CSSC)によると、同社傘下の広船国際は10月23日、中国初の自主開発による大型輸出用複合燃料型フェリーを広東省広州市南沙で正式に引き渡したとのことです。
今回引き渡されたフェリーは、従来の燃油に加え、よりクリーンな液化天然ガス(LNG)も燃料として使用でき、完全に自主的な知的財産権を有しています。
船体は全12層デッキ構造で、レストラン、カフェ、展望ラウンジなどの施設を備え、客室数は485室で、最大で乗客1800人と550台以上の自動車を収容できます。主に島しょ部や沿岸都市を結ぶ短距離の海上交通に使用され、人と車の便利な移動を支えるハイテク・高付加価値型船舶とみられます。
広船国際の関係者によると、フェリーに搭載されたLNG動力システムは約1000立方メートルの液化天然ガスを充填でき、約5日間の航行に相当します。また、船内の内装部分はすべて国産化を実現しました。
このフェリーは今後、イタリアのジェノバとパレルモを結ぶ航路で運航される予定です。(提供/CRI)











