広東交通集団は「深中通道」(深セン-中山ブリッジ)の西人工島で25日から文化観光プロジェクトが試験的に実施されることを明らかにした。プロジェクトはその後、12月に正式に実施されることになる。

橋、人工島、海底トンネルが一体化している海を跨ぐ世界レベルの交通ターミナルプロジェクト「深中通道」の全長は約24キロ。世界最高レベルの記録10件を打ち立てており、現時点で世界において建設難度が最も高い海を跨ぐ交通ターミナルプロジェクトの一つとなっている。

「深中通道」の西人工島文化観光プロジェクトを試験的に開始へ―中国

面積約13万7000平方メートルの西人工島では25日から、約1カ月間にわたり、ストレステストが実施される。月曜日から金曜日までは、企業や研学団体の予約、土曜日と日曜日は一般向けの予約を受け付ける。

内部テストに参加する観光客は予約完了後、指定の乗り場からバスに乗って島に向かい、実地体験を通して、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)の海を跨ぐ「深中通道」の科学知識普及拠点の見学コースの設置、VR/ARインタラクティブデバイスの適合性、関連サービスの提供といった面に対し、意見や提案を寄せることになっている。

「深中通道」の西人工島文化観光プロジェクトを試験的に開始へ―中国

チケット購入のための公式ミニプログラム「深愛票」の情報によると、深セン市から出発する場合、バス停となる「人民大厦」か「前海湾」の都市間路線バス乗り換えポイントからバスに乗ることができる。中山市から出発する場合は、バス停「中山博覧センター」から乗ることができる。正式オープン後のチケット料金は大人が188元(約4000円)、学生が158元(約3400円)、児童・優待券が128元(約2700円)。往復の移動時間と島における観光時間を合わせて約3時間のコースとなっている。飲食関連の施設とサービスも準備中で、12月末には正式オープンする予定だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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