中国チベット自治区ラサ市にある世界文化遺産ポタラ宮の外装塗装シーズンがこのほど始まりました。
ポタラ宮は1300年以上の歴史があり、毎年雨季が過ぎると、建物の外壁の表面は少し色あせます。
ポタラ宮管理処は今年、200人以上の専門スタッフを組織して塗装作業を実施し、地元の人々やガイドもボランティアチームを結成して作業に参加しています。作業のうち、空中で塗料を散布する作業は、専門スタッフが担当することになっています。
ポタラ宮の壁に使用される塗料の主原料は、チベット産のカオリン(高嶺石)です。スタッフが塗料を作る際、粘着性や耐候性、硬度を高めるため、少量の牛乳、砂糖、蜂蜜を加えることから、ポタラ宮は「甘い宮殿」とも呼ばれています。
伝統的な習俗であると同時に、文化遺産保護の方法として、地元の人々は「甘い」塗料をかけることでポタラ宮殿に新しい衣を着せ、素晴らしい生活へのあこがれと祝福を託しています。(提供/CRI)











