中国自然資源部と中国科学院が共同で企画した北極有人深海潜水任務を遂行する科学調査隊が10月27日、中国に帰還しました。中国が独自に設計・建造した砕氷機能を備えた世界初の有人深海潜水作業母船「探索3号」は、有人潜水艇「奮闘者」を搭載して北極で計43回の潜水作業任務を遂行しました。

有人潜水艇「奮闘者」と有人潜水艇「蛟龍」は水中で共同作業を実現し、中国の有人潜水艇2隻による水中共同作業モデルを革新しました。

北極有人深海潜水科学調査チームは今年7月22日、中国南部の海南省三亜市を出発し、「蛟龍」有人深海潜水チームと合流して共に北極海海域へ赴きました。この間、科学調査チームは北極海で56日間作業し、一連の科学調査と試験を実施し、「奮闘者」は43の潜水作業任務を達成しました。科学調査チームは、海氷の被覆率が80%を超える中央海盆で、世界で初めてガッケル海嶺の有人深海潜水科学調査を実施し、最大潜水深度5277メートルを記録しました。(提供/CRI)

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