2025年10月29日、韓国メディア・韓国経済は「YouTubeやTikTokなどSNS上で、ゴムの木から採取した樹液を絞る様子を撮影した動画が人気を集めている」と伝えた。
記事によると、SNS上にはゴムを絞る動画ばかりを集めた海外のアカウントがあり、その多くが10万~30万人のフォロワーを有する。あるショート動画は再生数が2000万回に達した。YouTubeに6月に投稿された「アジア最大のゴム農場だという動画は190万回再生を記録したという。
ゴムの木の樹液(天然ラテックス)を絞っている場面の繰り返しという単純な動画だが、コメント欄には韓国人からの書き込みが並んでいる。「ぷよぷよしていてとてもいい。100点」「自分の腹の肉を思い出したのでマイナス20点」「あまり水が出てない。8点」などと冗談半分でゴム絞りの評価をつけており、「海外のアカウントなのに(コメント欄は)韓国人でいっぱいだ」という声も上がっている。
29日現在、Googleトレンドの分析によると「ゴム絞り」の検索数は8月15日に初めて急増し、一時は落ち着いたが、10月に再び検索が増えて2次ブームとなっているという。ネット上では、韓国人が特にこうした動画を好んで視聴しているのは、純豆腐(スンドゥブ、おぼろ豆腐)、モッツァレラチーズ、餅米など、もっちりした質感のものが好きな韓国人の好みに合っているからだという指摘も見られる。
記事は「ASMR動画の一種だが、デジタルヒーリングとしても機能する」と伝えている。複雑な説明の必要なくすぐに理解できる場面、予測可能な繰り返し、10~30秒という短さが、疲労した脳に「短くて確実な休息」を提供していることになるという。
専門家らは「急速に変化していく社会の中、人々は単純なシーンを眺めていることで緊張を解いている」「韓国人は強い集団同調心理を持っており、新しい経験をしたら周辺と分かち合い共感しようとする傾向が強い。こうした性向がゴム絞り動画の流行につながった」などと分析している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「専門家の分析が笑える。何の専門家だ?」「洗濯物でも絞ってればいいのに。電気代の節約になるぞ」「よほど暇なやつが多いんだな」「こんなものが人気だなんて理解不能だ」「韓国人がそれだけストレスをたくさん抱えているということだろう」「リラックスしたいならスマホを遠ざけるほうが効果的だよ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)











