中国メディアの観察者網によると、米国で創業した中国系の自動運転企業、軽舟智航(キュークラフト)は東京ビッグサイトで開催されているジャパンモビリティショー(JMS)2025に初出展し、レベル4自動運転バス「ロボバス」とフルスタックの自動運転ソリューションを日本市場に投入する。

キュークラフトの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)の于騫(ジェームズ・ユー)氏は10月30日、JMSの会場で観察者網の取材に応じ、「今回の出展は、製品の展示にとどまらず、日本市場への正式参入のスタートラインとなる」と語った。

キュークラフトがJMS2025に初出展、レベル4自動運転バスを日本市場に投入―中国メディア

キュークラフトは、日本市場におけるキュークラフトブランドおよび全製品の運営、販売、技術サポート、現地での協力体制の構築を担う合弁会社キュークラフト・ジャパンを福岡に設立した。同社は日本で初めてレベル4自動運転製品向けに専門的なアフターサービスを提供する。

于氏によると、ロボバスは日本の高齢化に伴うバスの「運転手不足」と「輸送能力不足」という問題に対する現実的かつ実現可能な解決策だ。日本の関連インフラ整備は相対的に後れを取っているため、大きな上昇の余地がある。ロボバスは、日本の交通状況の特性に合わせて調整された最新世代のインテリジェント運転ソリューションを搭載し、工業団地や観光地、空港、特定の都市部の道路など限られたエリア内で汎用性の高い完全自動運転を実現する。(翻訳・編集/柳川)

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