広州白雲国際空港で新たに建設された第3ターミナル(T3)が10月30日にオープンしたほか、同空港の5本目の滑走路の運用も始まった。これは、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)重大プロジェクトであり、国家重点交通ターミナルプロジェクトでもある「白雲空港3期拡張プロジェクト」が5年以上かけた建設の末、ついに完成して運営が始まったことを意味している。

中央テレビニュースが伝えた。

広州白雲国際空港はこれで「滑走路5本+ターミナル3棟+管制塔2本」の時代に突入し、中国の民用航空初の商用滑走路が5本ある空港となった。

広州白雲空港が中国初の滑走路が5本ある空港に、大湾区の世界レベルの空港群建設が加速

白雲空港のハブレベルは近年、急上昇している。例えば、2020年から2023年まで、4年連続で利用者が全国最多、貨物取扱量が全国2位となったほか、2020年の利用者数は世界1位となった。現時点で、同空港は240カ所以上の空港とつながり、運航している国際(地域)線は160本以上となっている。「広州を経由して世界へ」がすでに世界の民用航空旅客輸送の新常態(ニューノーマル)になっている。拡張工事が終わり、白雲空港のキャパシティは、短期的には年間利用者数が延べ1億2000万人に、年間取扱貨物量が380万トンに達する。

粤港澳大湾区の空港群には、広州、深セン、香港、マカオ、珠海、恵州、仏山の民用空港7カ所が含まれている。粤港澳大湾区の空港分布密度は世界の4大湾区において上位に位置している。

広州白雲空港が中国初の滑走路が5本ある空港に、大湾区の世界レベルの空港群建設が加速

大湾区における世界レベルの空港群建設を見ると、「一国両制三関」という独特な背景の下、広州、香港、深センからなる3大国際ターミナルが「ダブル空港」ひいては「トリプル空港」システムを形成している。国際ターミナル3カ所はもともと「機能の相互補完」の関係にあるほか、「錯位発展(それぞれの空港の優位性を発揮して発展していく)」を目指している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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