2025年11月3日、韓国・ヘラルド経済によると、外国人観光客も多数訪れるソウルの繁華街・弘大(ホンデ)周辺ではごみのポイ捨てが深刻な状態で、このほど一般市民が参加する清掃イベントが開催された。
ソウル観光の「必須コース」となって久しい弘大だが、たばこの吸い殻、プラスチックカップ、ペットボトル、食べ残しなどが路上だけでなく駐車場の車の荷台にもポイ捨てされている。
先月31日と今月1日の2日間、金曜と土曜の夜に、地下鉄・弘大入口駅周辺で環境財団が主催するキャンペーンの一環でごみ拾いのイベントが行われた。参加者はのべ500人余り、回収したごみはたばこの吸い殻を含めて合計160キロもの重量になったという。
金曜の夜に参加した20代の会社員に理由を聞くと「友達に会って、ついでに慈善活動もできるなら、いいことだから」との答えだった。友人と2人で参加し、約1時間でごみ袋2個がいっぱいになったが、街には人が流入し続けるため、路上のごみに目に見えた変化はなかったという。ただ、それでも「ごみ拾いに効果がないとは思わない」「誰かがごみを拾っている姿をたくさんの人が見ていた。何か感じるものはあったはずだ」と2人は話す。
ごみ拾いに参加すると賞品などがもらえるイベントとあり、家族連れや学生グループ、近隣住民ら、さまざまな年代の市民が参加したという。環境財団関係者は「ごみをはじめとする環境問題がより身近で楽しいものになるようキャンペーンを企画した。今後も都会の環境改善と資源循環文化を広げるさまざまなプロジェクトを続けていきたい」と話した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「こういう活動に参加する人たちもいるのに、市民意識の低い人の多いこと。ごみは持ち帰って自分の家で捨てなよ」「先進国マインドはどこに行った?。
また、「ごみ箱がないから外国人もポイ捨てしてるよ」「街中にごみ箱を設置してほしい。市民意識の向上なんてまだまだ」など、ごみ箱の設置数を増やしてほしいという意見が多く見られた。(翻訳・編集/麻江)











