「空のスーツケースを持って中国旅行へ」。今年に入り、中国でのショッピングが中国旅行の新たなトレンドとなっている。
中国国家税務総局は4月8日、「外国人旅行者の商品購入に対する出国時税還付『即買即退』サービス措置の推進に関する公告」を出し、購入するとその場で関税が還付される「即買即退」サービスを、これまでの一部地域での試行から全国へと拡大した。
同26日には6機関が共同で「出国時税還付政策の一層の最適化とインバウンド消費の拡大に関する通知」を出した。これは出国時税還付の最低金額の引き下げ、出国時税還付対象店舗数の増加・拡大、出国時税還付決済サービスの最適化など、外国人旅行者の消費ニーズに直結する内容だった。
国家税務総局は同27日、「外国人旅行者商品購入出国時税還付管理規則」を改訂。サービスの利便性を高め、税還付手続きを簡素化し、外国人旅行者の税還付に関する体験をさらに向上させた。
外国人旅行者の出国時税還付手続きを円滑にするため、税務当局は税務情報システムの連携を積極的に進め、伝票発行時に自動でその情報を読み込めるようにした。また、QRコードによる情報収集機能を追加し、「一度の入力で、各店舗で情報を共用」を実現し、税還付伝票発行の効率は45%以上向上した。
重慶市のショッピングモール「万象城」で税還付商品を購入し、その場で「即買即退」によって還付金を受け取る。翌日に四川省成都市で観光した後、そのまま成都から出国することができる。この「四川省・重慶市間の相互手続き」により、さらに多くの外国人旅行者が、より自由に日程を立てられるようになった。
上海市では税務当局が出国時税還付手続きの「スマホで手続き完了」を試行。
また、11月1日から免税店政策の整備がさらに進んだ。中国の優れた伝統文化を体現する特色ある高品質な商品の導入を免税店に奨励。旅行者のショッピングの選択肢を広げ、空港などの出国・入国免税店、市内免税店のオンライン予約サービス導入を支援し、旅行者のショッピング体験を持続的に向上させている。(提供/人民網日本語版・編集/NA)











