2025年11月11日、韓国・ニュース1によると、日本を1人で旅行していた韓国人ユーチューバーの女性が特急列車で移動中、事故に巻き込まれた。幸い大きなけがはなかったが、領事館が頼りにならなかったことを伝える動画を公開している。
先月1日、富山発名古屋行きの特急ひだ14号が、車両運搬車と踏切で衝突する事故があった。女性はこの列車に乗っており、出発から2時間ほど経ったところで事故が発生したという。大きな音と共に車両右側の窓ガラスが粉々に割れ、この女性の頭や手足にもガラスの破片が飛んできたといい「車内は一瞬にして修羅場になった。私、死んでないんだなと思った。手が震え、母に電話しようか、遺書でも書くべきかなどと考えた」と語っている。女性の席は車両の左側だったため大きなけがはなかったが、顔などにガラスの破片で切れた小さな傷が出来ている。右側に座っていた乗客は血を流していたと女性は伝えている。
女性は日本語が分からず、名古屋の韓国領事館に連絡し、通訳を介してようやく事故の状況を把握した。その後、領事館職員から「事故の件で保険を利用するなら警察での手続きが必要だ」と電話がかかってきたため、女性が通訳を要請すると、職員は「警察用語や法律用語は難しいから(専門ではないので)通訳はできない」と断り、女性が最初に電話した領事館コールセンターに連絡するよう指示した。女性は「コールセンターから領事館に話が伝わったから職員が連絡してきたのに、またコールセンターに電話して一から説明しろということ」だとあきれて指摘している。
結局、女性は自力で警察官と話し、3時間後に現場を離れたという。宿泊先で事故のことを振り返り、「無事に旅行を終えて家に帰ることを当たり前のように考えていたが、そうではなかった」「死ぬのは一瞬なんだと思った」と語っている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「大使館、領事館は国民のためではなく自分のために勤務している」「一体、領事館の仕事って何?」「こんな時に助けてくれない領事館。何のために電話を受け付けてるの?」「韓国の外交部は全くあてにならない。昔も今も、自国民を助けることを面倒に思っている」といったコメントが寄せられている。
一方で、「遊びに来てる観光客の世話をするのが領事館の仕事ではない。日本に遊びに行ってる韓国人がどれほどいると思ってるんだ」「領事館、大使館は観光客の使い走りセンターではない。勘違いするな」といった声も多数見られた。(翻訳・編集/麻江)











