中国の中央銀行である中国人民銀行は11月11日、「2025年第3四半期中国金融政策執行報告」を発表しました。

報告によると、今年に入ってから、国民経済は圧力に耐えて安定した成長を見せており、質の高い発展は積極的な進展を遂げ、主な経済指標は概ね安定を保ち、高い強靱(きょうじん)性と活力を示し、第1~3四半期(1~9月)の国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増加しました。

中国人民銀行は適度な金融緩和政策を堅持し、十分な流動性を維持しながら、量的政策、物価政策、構造政策など、さまざまな金融政策手段を総合的に活用することで、経済の回復と金融市場の安定した運営に適した金融環境を創出しています。

報告は具体的に五つの措置を挙げました。一つ目は、通貨・信用貸付の合理的な成長を維持すること。二つ目は、社会全体の資金調達コストの引き下げを促進すること。三つ目は、信用貸付の構造調整と最適化を誘導すること。四つ目は、為替レートの基本的な安定を維持すること。五つ目は、リスクの予防と軽減を強化することです。報告はまた、中央銀行のマクロプルーデンス政策と金融安定機能の拡充を引き続き模索し、金融市場の安定維持に努めるとしています。(提供/CRI)

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