中国北部の各地にあるスキー場やアイスアリーナは冬の到来とともに続々と営業を開始し、新シーズンのウインタースポーツが本格的に幕を開けました。

新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州アルタイ地区富蘊県の可可托海(コクトカイ)スキー場は中国で今シーズン最も早くオープンした屋外スキー場の一つで、10月中旬の開業以来、来場者数がピークを迎えつつあります。

黒龍江省や吉林省など伝統的なウインタースポーツの拠点地域でも、大型スキー場が相次いで今シーズンの営業を開始しました。

一方南部では、人工スキー場や屋内スキー施設を活用し、ウインタースポーツは「ワンシーズン型」から「オールシーズン型」へと拡大しています。世界最大級の屋内スキー場「前海氷雪世界」がある深センでは、1日当たり5000人を超えるスキーヤーが訪れています。

多様なタイプのスキー・氷上施設が整備される中、中国でウインタースポーツを楽しむ人口は着実に増加し、それに伴って産業全体も急成長しています。統計によると、中国のウインタースポーツの産業規模は2024年には、前年比約9%増の9700億元(約21兆1000億円)に達し、今年は1兆元(約22兆円)を突破する見込みです。(提供/CRI)

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