中国航空エンジン集団が独自開発した3Dプリント超簡易型ターボジェットエンジンが初の飛行試験を無事に完了したことが13日、同集団への取材で分かった。これは、3Dプリントエンジンが工学応用分野で重要なブレイクスルーを遂げたことを示している。

中央テレビニュースアプリが伝えた。

今回の飛行試験は30分間続き、飛行高度は6000メートル、最大飛行速度はマッハ0.75に達した。エンジンはフル稼働状態で作動し、各作業パラメーターに異常はなく、中国が独自開発した3Dプリント超簡易型ターボジェットエンジン初の唯一動力による単発エンジン飛行試験を無事完了した。

中国独自開発の3Dプリントターボジェットエンジン、初の単発エンジン飛行試験を完了

中国航空エンジン動研所総師弁公室の米棟室長は、「今回の単発エンジン飛行試験の成功は、エンジンがより高い飛行高度とより複雑な環境下における信頼性がさらに検証されたことを示し、エンジンと航空機との適合性を検証したものだ。徘徊型兵器、ドローン、標的機などのプラットフォームに新たな動力ソリューションを提供でき、良好な応用の見通しを示している」と述べた。

このエンジンは3Dプリント製造技術を採用し、全体重量の4分の3以上の部品が3Dプリントで製造されている。部品点数を大幅に削減し、軽量化・高性能という設計目標を実現したことで、今後のさらなる高高度・高速飛行に向けて堅固な基盤を築いたという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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