中国商務部は10月の消費市場は安定した成長傾向を保ち、消費の潜在力は拡大し続けたと発表しました。

消費財の売上高は安定して成長しました。

10月の小売額は前年同期比で2.8%増加し、うち買い替え需要に関連する商品の販売が比較的速い伸びを維持しました。特に、経済統計作成の対象となる年商2000万元(約4億4000万円)以上の「規模以上企業」では、通信器材の売上高が同23.2%で、事務用品では13.5%増、家具は9.6%増でした。高級商品に対する需要は旺盛で、宝飾類では37.6%増、スポーツ・レジャー用品は10.1%、化粧品は9.6%増でした。

サービス消費も好調でした。10月は連休に伴う旅行需要が高まり、旅行相談とレンタルサービス、交通サービス、文化・スポーツ・レジャー・サービスの小売額はいずれも10%以上の比較的速い成長を保ちました。外食産業の伸びは前月比で2.9ポイント上昇して、前年同期比3.8%増でした。インバウンド需要は引き続き旺盛で、国慶節と中秋節の連休期間中に中国に入境した外国人は前年同月比19.8%増の75万1000万人でした。

このほか、農村部の消費は都市部を上回る速さで増加しました。中小都市などの地方市場が極めて活況で、新型の消費が比較的速く成長しました。商務部のビッグデータによれば、10月には重点観測の対象であるECサイトでのスマート健康機器の売上高は前年同期比で2割以上増加し、スマートウェアラブル機器の売上高は約4%増、一部の省エネ効果で1級認定を受けた家電の売上高は10%以上増え、有機食品の売上高は8%以上増加しました。(提供/CRI)

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