中国内蒙古自治区林業草原局の11月20日の発表によると、内蒙古では過去5年間で累計6688万ムー(約446万ヘクタール)の土地砂漠化防止作業が完了しました。この面積は中国全国の砂漠化防止面積の40%以上で、中国北部の重要な生態安全の防壁がさらに強固に築かれました。
内蒙古は中国で土地の荒野化や砂漠化が最も集中していて被害が最も深刻な省(中央直轄市、民族自治区を含む)の一つです。バダインジャラン(巴丹吉林)、トングリ(テンゲル、騰格里)、ウランプハ(烏蘭布和)、クブチ(庫布其)の四大砂漠に加えてムウス(マオオス、毛烏素)、フンサンダーク(フンシャンド、渾善達克)、ホルチン(科爾沁)、フルンボイル(呼倫貝爾)の四大砂地が分布しており、環境の確保は非常に困難です。
内蒙古は山、水、森林、耕作地、湖、草原、砂地の一体的な保護と体系的管理を総合的に計画して進めてきました。すなわち自治区レベルの砂漠化防止基金を設立し、公益団体との協力を強化しつづけることで砂漠化防止と砂地修復を行い、砂漠化防止事業の奨励メカニズムの健全化と整備改善などで、社会の各分野の力を現地の砂漠対策事業に結集させています。
2024年には内蒙古自治区の森林被覆率が2021年比1.19ポイント増の21.98%に達しました。草原植生被覆率は45%以上、湿地面積は約7000万ムー(約467万ヘクタール)を維持するなどで、生態安全の防壁機能が強化され続けています。(提供/CRI)











