中国のロシアの一般旅券(普通パスポート)所持者を対象にしたビザ免除措置が9月15日に実施されて以来、内モンゴル自治区の満州里の道路出入国検査所から中国に入国するロシア人が急増している。実施から丸2カ月となった11月15日の時点で、満州里で入国検査を受けたロシア籍の旅客の数は前年同期比60%増で延べ4万人を上回った。

ロシア人にとって「気軽に中国旅行」が現実になっている。内モンゴル日報が伝えた。

政策ボーナスが継続的に引き出され、中国とロシアの越境交流の踏み込んだ融合が促進されている。満州里の街中では中国語とロシア語の値段表示を至る所で目にすることができる。また、内モンゴル自治区の特色あるグルメとロシアの商品が「コラボ」して独特なムードを醸し出しているほか、中医学の物理療法、氷雪ツーリズムをテーマにした観光ルートがロシア人観光客の間で人気となっている。そして、出入国検査所周辺の文化観光消費シーンがますます多様化している。

ビザ免除措置は25年9月15日から26年9月14日まで試験的に実施されており、ロシアの一般旅券所持者は商用や観光、親戚・友人訪問目的で中国に入国する場合、30日以内であればノービザで滞在できるため、中国とロシアの人的交流が一層円滑化されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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