ロイター通信はこのほど、中国の電池と蓄電システムの輸出が過去最高を記録し、今年1~9月の輸出量は前年同期に比べ24%増えたと報じました。
報道によると、国際エネルギーシンクタンクのエンバー(Ember)のデータは、中国が年初以来、電池輸出で600億ドルの収入を得たことを示しており、中国は世界の電池製造と輸出をけん引し、世界中の電気自動車と電力網の電池に対する需要の激増から利益を受けているとのことです。
年初以来、23カ国が5億ドル以上の中国製電池を購入しています。ドイツは今年、中国最大の電池輸出市場となり、1~9月の輸出額は105億ドルに達しました。以下、第2位は米国で93億ドル、第3位はベトナムで36億ドルです。ロイター通信は、ドイツの電池輸入量が前年同期比で25億ドル増え、過去最大の年間伸び率を示したと報じています。
地域別で見ると、欧州は中国電池の最大輸出先で、年初以来、中国の電池輸出総量に占める割合は42%となりました。第2位はアジアで全体の26%、第3位は北米で17%を占めています。
米国は今年、中国製電池の輸入量が減少した数少ない国の一つでした。米国は中国との貿易戦を仕掛けたため、電気自動車に対する支援を削減し、自国の電池産業の発展を図っているとのことです。(提供/CRI)











