中国が自主設計・建造した新世代の超大型ドラグサクションしゅんせつ船「通浚」が11月25日、中国黄海海域で全ての海上テスト項目を成功裏に実施し、正式に運用可能な条件を備えることになりました。
しゅんせつ船は、港湾の土砂のしゅんせつ、航路の掘削、埋め立て工事などの「水中インフラ建設」に不可欠な大型装備です。
「通浚」は3万5000立方メートル級の超大型ドラグサクションしゅんせつ船で、タンク容量はアジア一を誇る3万8168立方メートルに達しています。搭載された超大出力のポンプにより、12キロメートルの遠距離土砂吹き出し作業が可能で、単船で一度に作業する量は標準サッカー場を5メートル高く埋め立てることができます。海上テストでは、強力な土砂破壊能力、長距離輸送、長距離吹き出しといった設計性能が検証されました。
また、今回の海上テストでは、「通浚」に搭載されたスマートシステムの検証もおこなわれ、船舶の正確な航行位置情報から効率的なしゅんせつ作業までの全プロセスでスマート化が実現しました。(提供/CRI)











