最近、中国の若い世代を中心に、小さくて愛らしいインコが大きな人気を集めています。中国東北部の黒竜江省では、この「愛鳥ブーム」という新たなビジネスチャンスに着目した事業者たちがインコの飼育産業を盛り上げています。
ハルビンの中央大街にオープンした「インコカフェ」が小動物との触れ合い体験を通じた新たな飲食スタイルとして、若年層の熱い支持を集めています。店内では、インコと自由に触れ合いながら飲み物を楽しむことができ、会員限定の特別イベントやインコの無料健康診断サービスなど、充実した付加価値が利用客の満足度向上につながっています。
消費者の「愛鳥ブーム」は、インコ飼育基地への「注文急増」にもつながっています。同省綏化市明水県にあるインコ飼育基地では1万羽以上のインコが育てられており、品種や月齢でランク分けされ、数千円から20万円超までの幅広い価格帯で多様な顧客ニーズに応えています。
インコ飼育場の場長である田春雨さんによると、飼育場の年間売上高は400万元(約8800万円)ほどで、販売先はペットショップ、鳥カフェ、個人愛好家、インターネット配信者など多岐にわたり、顧客は全国の至る所に広がっています。
データによると、黒竜江省では今年1~10月、17社のインコ飼育関連企業が新規登録されました。単一の飼育業から、文化観光体験、交流活動、科学普及教育、生態保護など、多様な分野へと事業展開を見せています。(提供/CRI)











