海上の15万トン級のスマート漁業大型養殖工船「国信1号2-2」の養殖ケージに先頃、初めてタイセイヨウサケ(通称「サーモン」)の稚魚が投入され、中国の深海・遠海養殖事業が重要な一里塚を迎えた。これにより、世界で初となる超大型移動式養殖工船上で、サケ科を養殖する試みが始まったことを意味しており、中国における良質なたんぱく質の供給に新たな提供元が加わることになると期待されている。
今回は2日かけて、タイセイヨウサケの稚魚約2万5000匹が船上の養殖ケージに投入された。波が高いという複雑な環境において、作業員らは吊り上げとスリップウェイを組み合わせる方式を採用して稚魚を輸送し、船上の養殖ケージへと投入。この過程での稚魚の生存率は99.7%に達した。
「国信1号2-2」は青島国信集団が開発した「国信1号」シリーズの次世代養殖工船で、今月15日に引き渡され、就航した。同船は「養殖に適した設計」を原則に建造されており、養殖システムやスマート化管理といった面の多くの技術が最適化されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











