中国自動運転テクノロジー企業の文遠知行(WeRide)の26日の発表によると、同社は世界モビリティサービス大手のウーバーと共にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで、レベル4(完全無人)の自動運転タクシー(Robotaxi)の営業を開始した。中国新聞網が伝えた。
同日より、一般の人々が利用できる安全オペレーターなしの完全無人自動運転タクシーがヤス島で始まった。乗客はウーバーの関連オプションを通じて文遠知行の自動運転タクシーとマッチングできる。
文遠知行の自動運転タクシーは今年10月にアラブ首長国連邦の国家級ライセンスを取得し、完全無人自動運転タクシーの営業が可能となった。アブダビ総合交通センター(ITC)はその後、文遠知行とタクシー運営会社「Tawasul」にアブダビ初の完全無人自動運転タクシー営業許可を与えた。初期段階では文遠知行とTawasulがウーバーのプラットフォームで運営を展開していく。
説明によると、文遠知行は2021年よりアブダビで自動運転タクシーを提供している。2023年にはアラブ首長国連邦で初めて国家級全車種自動運転ライセンスを取得したテック企業となった。そして同国の各種監督管理要求を満たした上で、全国の公共道路での自動運転テストおよび営業が認められた。
文遠知行とウーバーは年内にも、自動運転タクシーサービスをアブダビのさらに多くのコアエリアに広げる予定だ。文遠知行の中東地域で使用中の自動運転車は約150台となっている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











