中国文化・観光部(省)は今月25日、2026年の春節(旧正月、2026年は2月17日)を祝うマスコットキャラクター「吉祥馬」を公開した。

「吉祥馬」は、甘粛省の武威で出土した後漢の「馬踏飛燕」と呼ばれる文化財「銅奔馬」をモチーフにし、唐の時代の「五花馬」と呼ばれるたてがみを結うスタイルを参考にし、チャイニーズレッドをメインカラーに、祥雲紋や如意紋といった伝統的な模様がデザインされ、中国の春節のアットホームなお祝いのムードを漂わせている。

「吉祥馬」は、中央美術学院の「歓楽春節」マスコットキャラクターデザインチームがデザインした。そして、中国旅游集団が「吉祥馬」の市場開発を担い、今後は、ぬいぐるみや盲盒(ブラインドボックス)、マグネットといった文化クリエイティブグッズのほか、春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)、お年玉袋、ちょうちんといった春節用品も続々と打ち出されることになっている。「吉祥馬」、及び関連の文化クリエイティブグッズは2026年の春節を祝う世界各地のイベント「ハッピーチャイニーズニューイヤー」で幅広く使われることになっており、春節を祝うイベントに新たな注目ポイントが加わることになる。

文化・観光部が主催する「ハッピーチャイニーズニューイヤー」は、2001年から25年連続で実施されている。その年の干支をモチーフにしたマスコットキャラクターは、2023年から正式に打ち出されるようになり、世界に新年を祝う思いを伝えている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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