2025年12月5日、中国のSNS・小紅書(RED)に「今年のアニメ映画5作品の中で最も優れているのはどれか」と題した投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者は「今年はアニメ映画の当たり年だった。

中国のアニメ映画『ナタ 魔童の大暴れ』のような国民的大ヒット作が登場しただけでなく、2Dアニメ映画では『浪浪山小妖怪』が10年以上破られなかった興行収入記録を更新した。また、海外アニメ映画の興行収入記録も『ズートピア2』によって塗り替えられている」とつづった。
「鬼滅の刃」は2位、今年のアニメ映画5作品で最も優れているのは?―中国ネットアンケート
アニメ映画

そして、「年間を通して見ると、アニメ映画の興行収入は234億元(約5100億円)に達し、年間総興行収入の48%以上を占めた。これは映画業界が冷え込む『冬の時代』において、市場の半分を支えた数字だと言える。さらに、5作品のアニメ映画が8.5点前後の高評価を獲得。まさに興行収入と評判の双方で成功を収めた1年だった」と述べた。

「鬼滅の刃」は2位、今年のアニメ映画5作品で最も優れているのは?―中国ネットアンケート
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その上で、「総合的に見て、文句なしの今年の最優秀アニメ映画はどの作品なのだろうか」と問い掛けてアンケートを実施すると、本記事執筆時点で4万897人のネットユーザーが回答。1位が中国のアニメ映画「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」で2万919票、2位が劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来で1万235票、3位が「ズートピア2」で5917票、4位が「ナタ 魔童の大暴れ」で2557票、5位が「浪浪山小妖怪」で1269票となっている。

「鬼滅の刃」は2位、今年のアニメ映画5作品で最も優れているのは?―中国ネットアンケート
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中国のネットユーザーからは「『羅小黒戦記2』の作画に本当に癒やされる」「全部見たけど、個人的にはやっぱり『羅小黒戦記2』が一番好き」「将来『羅小黒戦記3』が公開されたら絶対に劇場へ見に行く」「自分の中では『羅小黒戦記2』が今の中国アニメでトップレベル。『ズートピア2』もすごく面白かったし、この2作品の女性キャラクターがどっちも大好き」とのコメントも寄せられた。

「鬼滅の刃」は2位、今年のアニメ映画5作品で最も優れているのは?―中国ネットアンケート
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また、「やっぱり一番心を動かされたのは『鬼滅の刃』。『ズートピア』も面白かったけどね」「単純に『鬼滅の刃』の2D作画の精密さが好き。

ほぼ手描きらしくて光と影の表現が一流だった。作業量が尋常じゃない」「『浪浪山小妖怪』が一番面白かった。エフェクト面では『ナタ 魔童の大暴れ』にも加点かな」との声や「どれが一番かは正直決められない」「1年のうちに作風が違うレベルの高いアニメ映画をこれだけ楽しめたのは正直かなりうれしい」との意見も見られた。(翻訳・編集/岩田)
「鬼滅の刃」は2位、今年のアニメ映画5作品で最も優れているのは?―中国ネットアンケート
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